県外の大学へ進学する娘の引っ越し。
大学生一人分なら荷物もそれほど多くなく、衣類や段ボールくらいなら親の車でも運べそうです。
大学進学ではほかにも出費が続くため、
「引っ越し業者を頼まず、自分たちで運べば安く済むんじゃない?」
と考えていませんか。
ただ、いざ自力でやると決めようとすると、
「思ったより荷物が多かったら?」
「車に全部載らなかったら?」
「冷蔵庫や洗濯機まで本当に運べる?」
「県外まで運んで、結局『業者に頼めばよかった』とならない?」
と不安になってきます。
自分で引っ越して後悔しやすいのは、自力引っ越しそのものが悪いからではありません。
荷物量・距離・大型家具家電・車・人手・費用を十分に確認せず、「何とかなりそう」だけで決めた場合に後悔しやすくなります。
まず、自分たちがその条件に当てはまっていないか確認していきましょう。
- 自分で引っ越して後悔する人はいる?まず確認したい6つのこと
- 後悔① 思ったより荷物が多くて車に載らなかった
- 後悔② 冷蔵庫や洗濯機の運搬が想像以上に大変だった
- 後悔③ 荷物や新居を傷つけてしまった
- 後悔④ 家族が想像以上に疲れた・ケガをした
- 後悔⑤ 思った以上に時間がかかった
- 後悔⑥ 自分でやったのに思ったほど安くならなかった
- こんな条件なら自分で引っ越しても後悔しにくい
- 逆に、こんな条件なら「全部自分で」は一度考え直す
- 全部自分でやるのが不安なら「大型物だけ業者」でもいい
- 県外なら「全部自力」が本当に得かもう一度考える
- 後悔したくないなら、自力と業者の実際の費用を比べてから決める
- まとめ|「自分でできる」だけで決めなければ後悔を減らせる
自分で引っ越して後悔する人はいる?まず確認したい6つのこと
自力引っ越しそのものがダメなわけではない
条件が合えば、自力引っ越しにはメリットもあります。
業者へ支払う費用を抑えられる場合がありますし、自分たちの都合に合わせて動きやすいこともあります。
荷物が少なく、家族で無理なく運べるなら、自力を選んでも問題ありません。
後悔しやすいのは「できる」と「やったほうがいい」を同じにしたとき
家族で持てそう。
車にも載りそう。
だからといって、自力が一番合っている方法とは限りません。
「頑張ればできる」ことと、「費用や負担まで考えて自分たちでやったほうがいい」ことは別です。
後悔しないために先に確認する6項目
自力で進める前に、次の6つを確認します。
- 荷物量
- 新居までの距離
- 大型家具家電の有無
- 使える車
- 手伝える人・家族の体力
- 自力でかかる総費用
この6つを確認すると、自分たちが後悔しやすい条件に当てはまるか判断しやすくなります。
後悔① 思ったより荷物が多くて車に載らなかった
「大学生一人分だから少ない」と思い込みやすい
娘一人分なので、荷造り前はそれほど多くないように見えます。
しかし実際にまとめ始めると、
- 衣類
- 本
- 布団
- パソコン
- 生活用品
- 趣味の物
などが集まり、思っていたより量が増えることがあります。
載らなければ複数往復になることもある
近距離なら、残った荷物を後日運ぶこともできます。
ただし県外なら、もう一度往復するだけでも高速料金やガソリン代、移動時間が必要です。
「載らなければまた来ればいい」と考えにくい距離なら、最初から一度で運べるか確認しておきましょう。
自力に決める前に荷物量を確定する
車に載るかどうかは、実際の荷物量が分からなければ判断できません。
「たぶん少ない」ではなく、持っていく荷物を整理し、段ボールだけでなく布団や大型物も含めて確認してから決めます。
後悔② 冷蔵庫や洗濯機の運搬が想像以上に大変だった
段ボールを運ぶのとは難易度が違う
冷蔵庫や洗濯機、ベッド、大型家具は、段ボールとは別に考えたほうがよい荷物です。
重さだけでなく、大きさや持ちにくさもあります。
「持ち上げられる」と「安全に運べる」は別
実家で持ち上げられたとしても、それだけでは終わりません。
車まで運び、積み込み、運搬し、新居で降ろして室内へ入れる必要があります。
階段や狭い廊下があれば、さらに難しくなります。
大型家電を自分で運ぶなら事前確認が必要
大型家電は、製品や搬出入環境によって取り扱い条件が変わります。
家族だけで安全に対応できるか分からない場合は、「大人が何人かいれば何とかなる」と決めないことが大切です。
後悔③ 荷物や新居を傷つけてしまった
家具家電をぶつける・落とす
大型物は、運搬中にぶつけたり落としたりする可能性があります。
慣れていない荷物ほど、搬出入の途中で扱いに困ることがあります。
壁・床・ドアなどを傷つける
新居へ運び込む際には、荷物だけでなく建物側にも注意が必要です。
玄関や廊下が狭い、階段があるなどの条件では、壁や床、ドアなどへぶつける可能性もあります。
壊したり傷つけたりすると節約分が消えることもある
引っ越し費用を抑えるために自力を選んでも、家具家電の修理や買い直しが必要になれば、その分費用が増えます。
「運べるか」だけでなく、無理なく安全に運べるかまで確認しておきましょう。
後悔④ 家族が想像以上に疲れた・ケガをした
引っ越しは荷物を運ぶだけではない
自力引っ越しでは、
荷造り → 搬出 → 積み込み → 運転 → 荷降ろし → 搬入
まで家族で行います。
荷物を車へ積めば終わりではありません。
県外なら長距離運転も加わる
荷物を積み込んだあとに県外まで移動し、到着後はまた荷降ろしと搬入があります。
親は娘を送り届けたあと、自宅へ戻る必要もあります。
そのため、引っ越し作業だけではなく、移動を含めた一日の負担で考える必要があります。
親の体力まで含めて判断する
仕事や家庭の予定がある親にとっては、引っ越しに使える時間や体力も限られます。
「できるか」ではなく「無理なく最後までできるか」で判断しましょう。
後悔⑤ 思った以上に時間がかかった
積み込みだけでも予定どおり進むとは限らない
荷物を実際に積んでみると、
「思った位置に入らない」
「一度降ろして積み直す」
といったこともあります。
予定していたより時間がかかる可能性も考えておきましょう。
搬入にも時間がかかる
新居に着いたあとも、すぐ終わるとは限りません。
車を停める位置、玄関までの距離、階段やエレベーターなどによって、搬入のしやすさは変わります。
引っ越し後にもやることがある
荷物を入れたあとには、娘が生活を始めるための準備も残っています。
引っ越し作業で親子ともに疲れ切ってしまうと、その後の新生活準備まで負担になることがあります。
後悔⑥ 自分でやったのに思ったほど安くならなかった
自力でも費用はゼロではない
業者料金がかからなくても、自力引っ越しには実費がかかります。
たとえば、
- ガソリン代
- 高速料金
- 駐車料金
- 梱包・養生用品
などです。
車に載らなければレンタカー代もかかる
自家用車では足りず、より大きな車を借りるなら、レンタカー代も加わります。
さらに燃料代や高速料金も必要です。
県外では往復費用の影響が大きい
一度で運べず複数回往復する場合は、そのたびに移動費がかかります。
結果として、
「業者を使わなかったのに、思っていたほど安くならなかった」
となる可能性があります。
自力の総額を出してから比較する
自力でかかる費用は、業者料金と同じように一度合計してみましょう。
「業者を使わないから安い」と考えるのではなく、実際に自分たちが支払う金額で比較することが大切です。
こんな条件なら自分で引っ越しても後悔しにくい
次のような条件が揃うほど、自力引っ越しは選びやすくなります。
荷物が少なく車に無理なく収まる
一度で載せられ、積み込みにも無理がない量であること。
大型家具家電を運ばなくていい
段ボールや身の回り品が中心なら、作業の負担を抑えやすくなります。
移動距離が負担にならない
長距離運転や複数回の往復が必要ないことも重要です。
十分な人手がある
荷物量に対して、無理なく搬出・搬入できる人数がいるか確認します。
搬出・搬入が難しくない
階段や狭い通路などがなく、家族で安全に運びやすい環境であれば自力向きです。
自力にかかる費用が十分に納得できる
実費を出したうえで、負担も含めて自力を選ぶメリットがあると感じられるなら、自分たちで進める判断もできます。
逆に、こんな条件なら「全部自分で」は一度考え直す
一方で、
- 県外・長距離
- 車に荷物が一度で載りきらない
- 大型家具家電がある
- 階段など搬出入の条件が厳しい
- 手伝える人が少ない
- レンタカーが必要
- 自力と業者の費用差が小さい
といった条件がある場合は、全部自力にこだわる必要があるか考え直してみましょう。
1つ当てはまったから自力は無理、という意味ではありません。
ただし、当てはまる条件が増えるほど、時間・費用・体力の負担も重なりやすくなります。
全部自分でやるのが不安なら「大型物だけ業者」でもいい
自力か全部業者かの二択ではない
「自分たちで全部運ぶ」
または
「全部業者へ頼む」
だけで考える必要はありません。
段ボールや衣類は自分たちで運ぶ
家族だけで無理なく運べる荷物なら、自分たちで対応できます。
冷蔵庫・洗濯機など難しい物だけ任せる
自力で負担やリスクが大きくなりやすい大型物だけを任せる方法もあります。
自分たちでできる部分と、無理をしない部分を分けると、費用と負担のバランスを取りやすくなります。
県外なら「全部自力」が本当に得かもう一度考える
県外への引っ越しでは、次の点を確認してみましょう。
親の車で一度で運べる?
一度で載らないなら、追加の往復や別の運搬方法が必要になります。
高速代・ガソリン代はどのくらいかかる?
往復分まで含めて、自力で必要な移動費を確認します。
レンタカーは必要?
必要なら、その料金も自力引っ越しの費用です。
親の時間と体力をどのくらい使う?
長距離運転、搬出、搬入まで含めて、一日で無理なく対応できるか考えます。
県外の場合は、現金支出だけでなく親の負担も含めて「得かどうか」を判断することが大切です。
後悔したくないなら、自力と業者の実際の費用を比べてから決める
まず自力でかかる費用を出す
自力で運ぶ場合は、
- 高速料金
- ガソリン代
- レンタカー代
- 駐車料金
- 必要な梱包・養生用品
などを整理します。
次に業者へ頼んだ場合の金額を確認する
「引っ越し業者は高そう」というイメージだけでは、実際にどれくらい差があるのか分かりません。
料金は距離・荷物量・時期などによって変わるため、自分たちの条件で利用した場合の金額を確認します。
金額差と負担差を比べる
両方を比べた結果、
「この差なら家族だけで運ぼう」
と思えるなら、自力で進めても構いません。
反対に、
「この金額差なら大型物だけ任せたい」
「県外まで全部運ぶ負担を考えると、まとめて任せたい」
という判断でも構いません。
業者を使うことが正解なのではなく、自分たちがあとで後悔しにくい方法を選ぶことが目的です。
まとめ|「自分でできる」だけで決めなければ後悔を減らせる
自力引っ越しそのものが悪いわけではありません。
大学生一人分で荷物が少なく、条件が合えば、家族だけで引っ越す方法も十分に選択肢になります。
ただし、
「何とかできそう」だけで決めないことが大切です。
確認するのは、
- 荷物量
- 距離
- 大型家具家電
- 車
- 人手・体力
- 自力でかかる総費用
です。
その結果、
無理なくできるなら全部自力
大型物だけ難しいなら、そこだけ任せる
距離・荷物・家族の負担が大きいなら、全部任せた場合も比較する
というように決められます。
「できなくはないけど、ここまで自分たちでやる必要はない」
という判断も、自力引っ越しで後悔しないための大切な選択肢です。

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